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2009年5月

2009/05/29

ムコスタ

ムコスタという胃薬、大塚製薬の製品です。胃薬といえば昔は粉薬ばかりでしたが、ムコスタは錠剤で服用しやすく重宝しています。このたびムコスタのジェネリック薬品として「レバミピド錠」が各社から発売されました。当院は従来よりムコスタを採用して院内で処方していましたが、ジェネリック薬品が発売された以上は変更することを検討しない訳にはいきません。ジェネリック薬品は薬価が安く、もちろん患者様の負担も減りますのでその点ではいいのですが、安全性はともかく安定供給の面で若干の不安があります。ジェネリックメーカーによっては発売当初の数年だけで製造を中止するところもあるからです。もちろん経営的な判断も加わります。『ムコスタについてはどうしよう?』『変えるべきか、変えざるべきか?』『ジェネリックメーカーは信用できるだろうか?』『大塚製薬のMRはムコスタを切られたら半狂乱になるのでは?』『ポカリスエットが欲しいなあ・・・。だめならオロナミンCでも・・・。』思いは千々に乱れます。Pict_001_2

2009/05/28

学校検診・・・第三弾

今日は近くの良元小学校に検診に行ってきました。先週のインフルエンザ騒ぎでの休校で検診日がずれ、当初出務予定の先生の都合がつかず、教育委員会より泣きつかれてのピンチヒッターでの出動です。”良元”という名前はあまりポピュラーではありませんが、実は非常に由緒正しい名前です。武庫郡良元村と川辺郡小浜村(後の宝塚町)が合併して現在の宝塚市ができた訳で、良元小学校も創立110年を越える老舗学校です。今日は4ー6年の男子生徒を診てきましたが、皆素直な良い子供達でした。Kousyou1

2009/05/27

兵庫県医師会医政フォーラム

今日、県の医師会より今年の3月7日に開催された医政フォーラムをまとめた冊子が送られてきました。当日は市の医師会が企画した「シッコ」の上映会があり、あいにく県の方には参加できなかったので、急いで冊子を読んでみますと、大変に興味深い基調講演であったようです。演者は日本福祉大学社会福祉学部教授の二木立先生で、演題は「医療改革と財源選択〜世界同時不況の医療・社会保障への影響にも触れながら〜」というものでした。小泉首相・竹中大臣のいわゆる新自由主義時代には盛んに小さな政府が唱えられ、医療は弾圧とも言える程抑制されてきましたが、昨年のリーマンショックを契機として新自由主義が衰退に向かい、今度は大きな政府の流れとなってくるそうです。もっともこの世界同時不況が恐慌になってしまえば医療を含め社会保障は壊滅するそうですが・・・。しかしあれ程声高に言われていた混合診療・株式会社の医療参入・保険免責制の導入など今では誰も唱えませんし、小泉政権下で強硬な主張をしていた東大の吉川洋教授も大分話の内容が変わってきているようです。中谷巌さんなどは本までだして転向を表明していますし。今でも新自由主義に固着しているのは竹中平蔵さん位ですが、最近顔つきが悪くて追いつめられている様に見えます。そう言えば一番元気のあった八代尚宏さんはどうしているのでしょう?マスコミでも全く取り上げられなくなりましたし、新自由主義にと共に去っていったのでしょうか?
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2009/05/26

製薬会社MR

MRとはMedical Representativeの略で製薬メーカーの医療情報担当者のことです。医薬品は副作用などがあれば人命に直結するので医療関係者に情報を提供する専用の担当者をおいているのです・・・建前としては。実質はメーカーの営業さんで、自社製品の宣伝に明け暮れています。決して自社製品に不利な情報は言いませんので公平無私という訳ではありません。いつも自社製品の処方を熱心に勧めていきます。しかしこのMRさん、営業のくせになんと価格交渉ができません。こっちは零細個人事業主で少しでも仕入れ値を削減したいのに全く対応してくれず、何のための営業か!!昔は違ったようですが独占禁止法のために現在は価格のことは御法度になっているようです。車のディーラーでも大っぴらに値下げ交渉しているのに、価格交渉ができない営業なんて・・・。Photo

2009/05/25

インフルエンザ診察開始

本日より宝塚市内の一般医療機関のうちのいくつかで、インフルエンザ疑いの方の診察ができるようになりました。具体的には健康福祉事務所より紹介のあった方を一般の患者様と時間をずらすなど隔離して診察することになります。当院でもようやく診断キットが手に入り、診察可能になりました。今日は健康福祉事務所から紹介の方はいませんでしたが、一般外来で発熱の方が3名おられ、検査の結果何れもインフルエンザ陰性でした。通達では厳重な防護は必要なく、マスク装着程度での診療になりそうです。1f3pro00000b361l

2009/05/23

医師会総会

今日は土曜日なのでエクストラの投稿です。今日昼から医師会総会が宝塚ホテルで開かれました。5月の総会は昨年度決算の承認が主な目的で、無事決算は承認されました。通常ですと総会の後には宝塚市長や地元選出の国会議員を招いて懇親会を開くのですが、今回は新型インフルエンザ騒動のため、内輪だけでこじんまりと開催しました。今日の総会で宝塚市立病院院長の妙中先生より宝塚でのインフルエンザ診療状況の説明がありました。今週の月曜から金曜までで計180名程の方が市立病院の発熱専用外来を受診され、その内9名が新型インフルエンンザ陽性であったそうです。大部分の方は元気で、下痢・嘔吐のあった1名だけがかろうじて入院適応であったそうです。何れにしても市立病院での対応はもうキャパシティー一杯で、週半ばから医師会会員の開業の先生が応援に出向いている様です。来週からは一般医療機関にも手上げ方式で診療をつのるそうで、事実上季節性インフルエンザに準じる扱いになりそうです。当院も検査キットは不足していますが協力するつもりです。Photo

2009/05/22

学校再開

今日で兵庫県下一斉の小中学校・高校の休校措置が終わります。どうも延長はないようで息子の小学校も25日から再開です。宝塚市でも25日からは通常通りのようですが、1週間の休校のために学校検診が大幅にずれ込んでいます。当初予定されていた検診担当の先生の都合がつかず、市の教育委員会から急遽要請され、来週木曜日に良元小学校の検診に行くことなりました。正直学校検診は積極的に行きたい訳ではありませんが、頼まれれば仕方がない。元気な小学生を見るとこちらも元気になりますし・・・。市内のインフルエンザに関しては感染者は少しづつ増えているようですが重症な方はいないようです。高校生の患者様が少ない当院ではインフルエンザらしい方は1人もいらっしゃいません。
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2009/05/21

マスク

マスクが全く手に入りません。今週初めにあっという間になくなり、卸会社に頼んでも全く入荷できず、かろうじて在庫の分でしのいでいます。患者様にもどうにかならないかとよく聞かれますが、日本全国で在庫がつきたようで、しばらく時間が必要なようです。町行く人々も殆どの方がマスクをされていますが、実際に感染予防の効果があるのでしょうか?。もしウイルスの感染を防ぐつもりなら、よく見かける簡易型のマスクでは無理でしょう。密着性が高く分厚いN95タイプのマスクならウイルスの侵入を防げそうですが、あまりに気密性が高くてマスクをしながら体を動かすのは困難です(少なくとも私のようなデブには不可能です)。それにマスクをして人通りのない道を自転車で飛ばしている方を見かけましたが、空気感染ではないので意味がありません。せいぜい満員電車の中などで大きな唾の固まりが飛んでくるのを防ぐ位が関の山でしょう。しかし均一な日本人の性でしょうか、マスク無しでは白い目で見られそうで居心地が悪く感じられるのは私だけでしょうか。


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2009/05/20

新型インフルエンザ・・・宝塚で、そして当院で

新型インフルエンザの感染が毎日広がっています。宝塚では本日夜の時点で6名の感染が確認されています。東京でも感染者がでたようです。宝塚市立病院院長の妙中先生のお話では、市立病院に発熱された方がつめかけ、重装備で防御しての診療はもう限界なようです。現時点では厚生労働省の指示でインフルエンザ感染の疑われる方は健康福祉事務所を通じて地域の拠点病院(発熱外来)に行ってもらわなければなりません。当院でも発熱の方が来られた場合に備えてパーティションで仕切りをつくりましたが、インフルエンザの検査キットも手に入らず、実際問題としては明らかにインフルエンザらしくない方の診察しかできません。高熱で全身症状が強い場合には対処ができず、健康福祉事務所に相談するように指示しているのが実情です。現状ではインフルエンザ検査キットでA型陽性となった場合、季節性インフルエンザと新型インフルエンザの鑑別はできませんので、全例に遺伝子検査(PCR検査)が必要ですが、このままでは早晩立ち行かなくなるのは目に見えています。これまでの経過を見ますと新型インフルエンザの毒性は弱く、全例確定診断をする必要はないのではないでしょうか?検査キットで陽性となった場合でも鑑別診断は行わずに、季節性インフルエンザと同様の治療を行えば十分であるように思われます。そうすれば一般の医療機関でも対処できるようになります。厚生労働省の英断を期待します。Flue_protect_2

2009/05/19

あっちこっち

今日は診療時間外が大忙しです。昼間は介護保険の審査に宝塚市役所に行って来ましたが、今回から審査方式が変わり、十分予習はしていったのですが大分手間どりました。今回の改訂では審査が非常に厳しくなると予想されていましたが、厚生労働省が急遽全国に通達を出し、結果としては審査会の存在意義をないがしろにするものとなってしまいました。判定が前回と違った場合にはあらかじめ異議を申請しておくことができるようになったのですが、大部分の方は軽く判定されて介護限度額が低くなっては困りますので異議申請をされています。すると状態が改善して明らかに介護の度合いが低くなっている方でも結局は前回と同じ判定のまま。モラルハザードが懸念される状態です。無理な改訂を試みた厚生労働省の失敗でしょう。審査会に引き続き今度は医師会役員と宝塚市市会議員との懇談会に出席です。幸い同じ市役所の中の議長室で行なわれたので30分遅れで駆けつけました。議員の方々はさすがに熱心で市立病院改革問題など有意義なディスカッションができました。ようやく医院に帰って、先日出席した講演会の要旨をまとめ、今から夜診ですが、それがすんだら医師会で医政研究会です。ああ忙しい。

2009/05/18

新型インフルエンザ・・・当院では?

先週末より兵庫県を中心に新型インフルエンザの感染が拡大しています。当初は神戸市だけだった感染者は県内に広がり、本日は宝塚市でも関西大倉高校に通う2名の感染が確定しました。また未確認情報ですが阪急宝塚線沿線でも別の感染者がでたそうです。当院でも発熱の方を別に誘導するためパーティションで仕切りをし、マスク・手洗いで感染防御体制は整えましたが、いかんせん検査キットが手に入りません。現状では臨床所見よりインフルエンザらしくない方は診療・治療できますが、インフルエンザ感染の疑いがある場合には発熱外来(0797-74-7099)に相談していただくことになります。ご了承お願い致します。147cwk_wp

2009/05/15

学校検診・・・第二弾

今日は高司小学校まで検診に行ってきました。この前の中学生とは違ってさすがに小学生はまだ子供子供しています。とは言え、4年生にもなると女の子はなかなか聴診もさせてくれません。ちょっとませ過ぎちゃうの・・・と一人突っ込みをしながら検診を続けました。ああ疲れた。Eltakatukasa

2009/05/14

同級生

今日、日経新聞をボーッと眺めていると、とある記事の顔写真に目が止まりました。どこかで見たような・・・同級生の武井君だ!!日経新聞の経済教室というまるまる一面を使った論説で、金融危機下の資本市場の活性化”経営陣・株主の対話促進を”という立派な論文を書いていました。武井君とは夙川小学校・灘中学校・灘高等学校と同級生です。中高時代から努力家でしたが、現在の肩書きは早稲田大学客員教授・弁護士(西村あさひ法律事務所パートナー)と綺羅星のよう。政府の委員も数々務め、同級生一の出世頭です。差ついてもたな・・・。
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2009/05/13

学校検診

宝塚では医師会が市より委託されて市立学校の検診を行っています。各校1人の学校医が任命され、検診の時期には協力医がかけつけます。今日は協力医として高司中学校の検診に行ってきました。高司中学校は全校生徒360名程ですが、私は男子生徒の半分を受け持ちました。男の子も中学生になるともう子供という感じではなく迫力がでてきます。相手をするのも難しい年頃です。とは言え終わってから校舎の外を歩いている時に「先生ー、先生ー、ありがとうなー。」と上から声を掛けてくれ、見かけ以上に素直に育っているなとうれしくなりました。Kousyouj2

2009/05/12

新型インフルエンザ・・・宝塚では?

今日は医師会理事会が開かれました。理事会では宝塚市立病院の妙中院長より新型インフルエンザに対する取り組みの説明がありました。宝塚市立病院は感染症指定医療機関にこそ入っていませんが災害拠点病院であり、この地域には他に感染症指定医療機関がないことより、新型インフルエンザ対策の中核となります。現在まで保健所経由で4人の方の診察にあたったそうですが幸い感染者はいなかったとのことです。診療体制も整い発熱外来も準備されており、市民には心強い限りです。しかしこれだけマスコミで報道されると熱がでたから即新型インフルエンザではと不安に思われる方もいるようで、正しい知識の啓蒙が重要であると改めて感じました。Flagwho

2009/05/11

夏日

昨日今日と急に気温が上昇し、まるで夏のようです。群馬では30度を越えたとか。こんな暑さですからもうクーラーをいれてしまいました。体調を崩される方も多いようで、今日は熱中症まではいかないまでも熱にあてられたような方も診察にいらっしゃいました。054

2009/05/08

発熱患者診察拒否問題

どうも発熱されている方に対しての診察拒否(?)があるそうです。詳しい事情は判りませんが、保健所で新型インフルエンザ感染の危険性が低いと判断されても診療を拒まれることがあるようです。医療者側としては少しでも感染が拡大する危険をおかしたくないのでしょうが、少し行き過ぎなような気も・・・。但し、患者様にも事前に電話連絡をして診療時間をずらして受診するなどのご配慮をお願い致します。

2009/05/07

連休あけ

ゴールデンウィークもあっという間に終わり、今日からまた仕事です。いつも思うことですが、仕事をしている間は早く休みが来ないかと念じているのに、休みが3日も続くともう飽きてきます。マンガやDVDが好きといっても40過ぎたおっさんがマンガに没頭するにも集中力が続きません。結局は仕事をしている方がましという・・・ああ・・・貧乏性な私。

2009/05/01

パンデミック!!

新型インフルエンザ、ついにフェイズ5になってしまいました。この分ではフェイズ6のパンデミックになるのも間近でしょう。幸いこのウイルスは毒性はさほど強くはないようですが、パンデミックの間に変異が起こり強毒性になることもあるそうで油断はできません。国内でも疑わしい方が出たようで、宝塚でも災害拠点病院の宝塚市立病院が準備を整えています(妙中院長談)。とにかく感染を広げないために、疑わしい方はどうかむやみに医療機関を受診せず、まずは保健所に連絡して指示を仰いで下さい。Photo_6

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